【発電所NEWS vol.12】現場から見るシリーズ<7>パネル洗浄で発電量がこんなに変わる!
実際の発電量データ掲載!
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心よりお見舞い申し上げますとともに、1日も早い収束を心よりお祈り
申し上げます。
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【 ecopalの知っておきたい発電所NEWS!! 】
パネル洗浄で発電量がこんなに変わる!
<<今回のコラムの要点をざっくりまとめると・・・>
1.パネル洗浄やってますか?
2.パネル洗浄による効果を実際のデータから分析!
<コラム詳細>
1.パネル洗浄やってますか?
皆様こんにちは!ecopalでございます。
今回はパネル洗浄の必要性についてお話しさせていただきます。
みなさま、パネル洗浄はされておりますでしょうか?
パネル洗浄を怠っても、発電しなくなったり、故障に直結するものではないので
後回しにしてしまいがちな作業かと思います。
ですが、パネルは洗浄することによって必ず発電量が伸びるので、ぜひ皆様にしていただきたいです。
今回は、私たちがパネル洗浄した物件の実際のデータを元に、パネル洗浄によっていかに発電量が伸びるかをご説明します。
2.パネル洗浄による効果を実際のデータから分析!
では、さっそくデータを見ていきたいと思います。
下記はとある物件の発電量を示したデータです。
横軸が日程、縦軸がその日ごとの天候や発電量を示しています。
6月22日にパネルの洗浄作業を実施しました。
洗浄によって得られる効果は、最大発電電力量(kwh)にて分析していくのが望ましいと考えられますので、最大発電電力量を見ていきたいと思います。
2020年6月の最大発電電力量を出したのは、6月23日(洗浄作業の翌日)でした。
パネル洗浄をした翌日なので、こちらに関しては当たり前のことと思われるかもしれません。
では、次に下記の表をご覧ください。
こちらは、2020年と昨年(2019年)の月ごとの発電を比較した表になっています。
真ん中2段が2020年の数値、下2段が2019年の数値となっています。
赤色で示している、9月の数値をご覧ください。
発電電力量では、2019年が3,715kWhとなっているのに対して、2020年が3,653kWhと昨年対比でマイナス98kwhとなっており、昨年に比べ今年は発電が難しい環境であったことが分かります。
ですが、最大発電電力量は、2019年が16.3kWh、2020年9月が17.2kWhとなっており、昨年対比でプラス0.9kwhでした。総発電量が落ちているのに対し、最大発電電力量が伸びています。
このことから、パネル洗浄により、発電電力量の損失を抑えることができていると言えます。
年間の半分以下、1日のうち3分の1程度の時間しか稼ぎどころのない太陽光。
少ないチャンスを活かす方法として、費用、タイミングを検討しての計画的な洗浄は有効と言えるでしょう。
皆様も是非パネル洗浄をご検討ください。
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